海城、武蔵、開成 伝統校でサイエンス系新校舎続々  そのわけは

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編集委員・宮坂麻子
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 首都圏の私立中高一貫の伝統校で、サイエンス教育を強く意識した新校舎が続々と誕生している。歴史ある理数教育をハード面の環境を整えて充実させたり、「STEAM教育」として打ち出したりする学校もあり、中学入試でも注目が集まっている。(編集委員・宮坂麻子

海城は新サイエンスセンター 校舎が「教材」

 今年、創立130周年の海城中学高校(東京都新宿区)に、この夏、新校舎が誕生した。その名も「サイエンスセンター」。延べ床面積が1千坪超の3階建て吹き抜けの校舎は、建物全体が「教材」となる工夫がされている。

 玄関を入ると、床面のガラスの下に、建設時に地下10メートルまで掘って採取した「関東ローム層」のはぎ取り標本がある。そばには地中の熱をくみ上げる地中熱交換井(ボアホール)の放射パネルが立ち、触ると暖かい。壁は温度や湿度の調整効果がある大谷石、ボーリングの際に採取した地下100メートルまでの土の展示も――。すべて地学の学びにつながる。

写真・図版
サイエンスセンター建設時に採取した「関東ローム層」のはぎとり標本が床面に展示されている=東京都新宿区の海城中学高校、2021年11月24日午前10時10分、宮坂麻子撮影

 屋上には、太陽光で発電する…

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