熱海の土石流、静岡県警が殺人容疑でも告訴を受理 遺族5人が提出

山崎琢也
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 27人の死者・行方不明者が出た静岡県熱海市土石流で、熱海署は6日、土砂崩落の起点付近にあった盛り土を造成した不動産業者の元代表と現在の土地所有者に対する殺人容疑の告訴状を受理した。遺族5人が11月に提出していた。

 告訴状によると、元代表らは放置すれば盛り土が崩壊し、住民に危険が及ぶ可能性を認識したうえで、造成を続けて安全対策を講じなかった「未必の故意」があったとし、不作為の殺人罪が成立するとしている。

 元代表らについては、別の遺族が業務上過失致死などの容疑で告訴し、県警が家宅捜索するなど捜査を進めている。弁護団共同代表の加藤博太郎弁護士は「土地所有者らは行政からの指導後も適切に対応しておらず、過失ではすまされない」と話した。(山崎琢也)