所信表明から突然消えた数字 公明「やめてくれ」で一転、自公にズレ

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永田大
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 岸田文雄首相は6日午後、10月以来2度目となる所信表明演説に臨んだ。その演説で表明されるはずだったある数字が削除されていた。首相は目玉政策として華々しくアピールすることを狙っていたが、突然消えたのはなぜなのか。

 岸田首相はこの日の演説で、自らが提唱する「新しい資本主義」の実現をめぐり、「民間企業の賃上げを支援するための環境整備に全力で取り組む」と強調した。そのうえで、「給与を引き上げた企業を支援するための税制を抜本的に強化する」とし、「企業の税額控除率を大胆に引き上げる」と訴えた。

 首相が政権の看板政策としてこだわる「賃上げ税制」。その意欲を改めて示した格好だが、本来なら入るはずだった企業の法人税から差し引く具体的な控除率の数字が消えていた。

 じつは先週3日午後の時点で、「大企業は最大30%へ、中小企業は40%へ、大胆に引き上げる」という文言で打ち出す予定だった。首相も演説の目玉になると意気込んでいた。しかし、同日夜になって一転、修正作業が始まった。

公明側に「根回し」したが…

 複数の政府関係者によると…

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