法務省看板に黒い塗料、容疑の男を逮捕 「日本に不満」供述

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 東京・霞が関法務省で10月、屋外の看板に黒い塗料が吹きかけられた事件で、警視庁が建設作業員の男(45)=住所不定=を器物損壊容疑で逮捕していたことが6日、丸の内署への取材で分かった。11月15日に逮捕し、12月3日に起訴されたという。男は「あほ、と書いた」と証言し、動機について「日本のあり方や日本人に不満があった」と供述したという。

 丸の内署によると、男は10月10日午後4時ごろ、千代田区霞が関1丁目の中央合同庁舎6号館前に設置された「法務省」と書かれた石看板に、黒い油性のスプレーで落書きをした疑いがある。周辺の防犯カメラの映像を分析するなどして男を特定したという。

 この庁舎をめぐっては、9月にも「検察庁」と書かれた石看板に塗料がかけられ、別の男が器物損壊容疑で逮捕された。1992年には、黄色いペンキがかけられたこともあった。金丸信・元自民党副総裁が5億円の闇献金を受けた事件で、検察が金丸氏を取り調べずに略式起訴したことへの反発とされた。