「西側民主主義を追求し社会の悪化招いた」中国幹部、過去の香港批判

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香港=奥寺淳
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 中国政府で香港を統括する香港マカオ事務弁公室の夏宝竜主任は6日、オンライン方式で演説し、「香港は過去に西側の民主主義を追求したことで、社会の悪化を招いた」と語った。香港では19日に民主派を実質的に排除した立法会(議会)選挙が予定されているが、中国による「愛国統治」を正当化した。

 夏氏は習近平(シーチンピン)国家主席に近いとされ、浙江省トップも務めた。これまでも香港国家安全維持法国安法)のもとでの統治方針などを示してきた。この日は、香港と中国の改革開放に関する本の出版記念などにあわせて、演説した。

 香港は今年、香港政府トップの行政長官や立法会議員の選挙に関し、中国共産党の統治に批判的な民主派は立候補できなくなるような選挙制度に改変した。これについて、夏氏は「香港がどんな選挙制度を採り入れようと、中国の内政であり、外国勢力が干渉する権利はない」と主張。米欧を念頭に「彼らは民主の優等生ではないし、ましてや教師でもない」と述べ、中国の実情に根ざした民主主義に自信があると語った。

 改変された選挙制度は、政府…

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