オミクロン株3例目、イタリアからの30代男性 濃厚接触者は41人

市野塊
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 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、政府は6日、イタリアから1日に羽田空港に到着した30代男性が感染していたと発表した。国内で見つかるのは3例目。男性と同じ便に乗っていた41人を濃厚接触者とし、健康観察や検査を強化する。

 厚生労働省によると、男性はイタリア・ローマからドイツ・フランクフルトを経由し、日本に入国した際の空港検疫で陽性が判明。国立感染症研究所でゲノム解析をした結果、オミクロン株への感染がわかった。

 無症状で入国時は宿泊施設に滞在していたが、医療機関に移った。7、8月に計2回の米モデルナ社製のワクチン接種を終えていたという。国籍は明らかにしていない。

 濃厚接触者41人は、入国時の検査では1人が陽性だったが、解析の結果オミクロン株ではなかった。ほかはすべて陰性で体調に変化のある人はいないという。(市野塊)

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