苦境の観光業の行方は? バス会社、通訳ガイドの団体トップに聞く

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聞き手・箱谷真司
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 政府が観光支援策「Go To トラベル」を来年に再開する方針を打ち出し、観光需要の回復に期待が高まる一方、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の出現で先行きが不透明になっている。観光業を支えるバス会社と通訳案内士の現状や課題について、関西の団体代表に聞いた。(聞き手・箱谷真司

大阪バス協会の塩川耕士会長「事業転換、難しい」

 ――バス業界の現状を教えてください。

 「大阪では観光バスの収入はコロナ前の水準には達していないが、上向きつつある。9月末に緊急事態宣言が解除され、修学旅行や遠足など教育関係の旅行が増えたのが主な理由だ。春や夏に延期された修学旅行もいま行われている。観光バス会社も12月中旬ぐらいまでは仕事が入っている。ただ、地域や業界の団体旅行はまだ戻っていない。年明けは入試などの学校行事があり、教育関係の旅行が減る。原油高の影響も大きいので、反動が心配だ」

 ――コロナ禍で、バス業界ではどんな取り組みをしましたか。

 「観光バスはほとんど仕事がなく、『開店休業状態』だった。バスが動いていなくても税金や保険代などの固定費はかかる。社員を休ませて、雇用調整助成金などでしのいでいた企業も多かったと思う。特にインバウンド訪日外国人客)向けのバス会社は大変で、廃業したり、国内ツアー向けに事業を変えたりしていた」

記事の後半では、関西通訳・ガイド協会の虎谷勝也代表理事のインタビューを収録しています。

 「観光バスは約5分ごとに空…

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