ニュージーランドのプログラミング教育 太田市の保育園が活用
柳沼広幸
楽しみながらプログラミングを学ぼうと、群馬県太田市東別所町の「つくし保育園」で11月29日、ニュージーランド教育省が監修したオンラインの学習教材「コードアベンジャーズ」を使った授業があった。この夏、日本語版ができたという。
オーストラリアの教材代理店とネット回線でつないで、年長児24人がパソコンの映像を見ながら英語と日本語で授業を受けた。
代理店の日本人女性が「アルゴリズムを覚えましょう」と呼びかけ、パンツとズボン、靴下と靴などの絵を示し「先にはくのはどっち」と園児に聞いた。そのうえで「正しい順番じゃないとおかしくなるね。一つひとつ順番に行うためのルールがアルゴリズムだよ」と説明し、園児はゲーム感覚で楽しんでいた。
加賀谷隆真園長は「外国を身近に感じ、楽しく英語やプログラミングに触れてほしい」。小学校でプログラミング教育が必修化されたため、プレ教育として取り組む。
日本はIT人材が不足し、国際社会では「IT力」をめぐる競争が激化している。ニュージーランド発の教材は5歳児から学べ、5カ国語に翻訳、11カ国で学ばれているという。(柳沼広幸)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。