釣り禁止の公園にルアー絡まった鳥 日本野鳥の会「人間のせいで…」

有料会員記事

甲斐江里子
[PR]

 大阪城公園大阪市中央区)の内堀で11月、足に釣り用のルアーが絡まった野鳥がみつかった。大阪城公園での釣りは禁止されているが、釣り人は後を絶たない。公園の管理者は「注意してもいたちごっこ。釣りをなかなかやめてくれない」と頭を抱えている。

 日本野鳥の会大阪支部の荒木涼子さんは、週に3日ほど大阪城公園で野鳥の観察をしている。11月20日、公園の内堀で足がきらりと光る野鳥のオオバンを見かけた。よく見ると左足に釣り糸と銀色のルアーが絡まっていた。

 大阪市立自然史博物館の和田岳・主任学芸員によると、オオバンは大きさ40センチほどで、大阪城公園に11月ごろに渡来する冬鳥。水に潜って草などを食べる。

 荒木さんはその後も何度かこのオオバンを見かけた。ほかの水鳥は潜水して水草を食べるが、この鳥はルアーが邪魔するのか深く潜れず、水面の水草だけを食べていた。休憩のために浅瀬に上がるのも難しそうだった。11月27日以降その姿は見ていないという。「死んでしまったのかも。自然のけがではなく、人間のせいで片足がとれたり、死んでしまったりするのはやるせない」と荒木さんは話す。

「すぐ罰金」とはいかない事情

 公園を管理する「大阪城パー…

この記事は有料会員記事です。残り581文字有料会員になると続きをお読みいただけます。