解任された山口FG前会長が反論3時間 「問答無用の闇討ちだ」

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座小田英史、女屋泰之、編集委員・堀篭俊材
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 地銀改革の旗手と目され、突然解任された山口フィナンシャルグループの吉村猛前会長兼最高経営責任者(CEO)が6日、朝日新聞の取材に応じた。6月の定時株主総会直後の臨時取締役会で取締役に降格されたことについて「地銀改革を嫌う守旧派が起こしたクーデターであり、問答無用の闇討ちだ」と語り、第三者委員会を設置して解任プロセスなどを改めて調査するように訴えた。都内であったインタビューは約3時間にわたり、吉村氏は経営陣の対応を厳しく批判しながら持論を展開した。

 ――突然トップを解任されたことについて、どう受け止めているのか。

 「今回の解任劇はクーデターであり、問答無用の闇討ちだ。6月の株主総会の前に、(社内生え抜きの)取締役の1人から複数の社外取締役に対し、私をCEOに再任しないようにメールで指示が出されていた。しかし、株主総会では何の説明もせず、株主をスルーした。私をCEOとして不適任だと考えていたのなら、なぜ取締役たちは株主にきちんと説明をしなかったのか」

 ――新銀行構想をめぐる調査報告書では「CEOとしての権限を逸脱している」と指摘された。

 「社外取締役に私を再任しないように働きかけた取締役が調査本部長を務めた。報告書は結論ありきの恣意(しい)的な調査で、公平性や客観性に欠けている。また、事前の打ち合わせはあったのに、総会当日夕方の記者会見で、山口FG側は『クーデターではない』と虚偽の説明をしていた。外部の有識者による第三者委員会を立ち上げて、私の解任の理由や経緯について中立的な調査をしてほしい。できればそのうえで株主の判断を仰ぎたい」

新銀行構想 「権限逸脱の指摘は違和感しかない」

 ――解任の理由となったアイフルとの新銀行構想について、新銀行CEOに旧知の経営コンサルが就き、1億円以上の報酬を取締役会に黙って勝手に約束していたと批判されている。

 「今どき、ヘッドハンティン…

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