オーストリア新首相に元軍人、移民に厳格姿勢 与党党首・首相辞任で

ベルリン=野島淳
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 オーストリアで6日、ネハンメル内相(49)が新しい首相に就いた。同国では、国民からの人気が高かったクルツ元首相(35)が10月、汚職の疑いで検察から捜査を受けて辞任。外相だったシャレンベルク氏(52)が後を継いだが、2カ月足らずで退くことになった。

 首相退任後も与党・国民党党首を続けていたクルツ氏が2日、「政治への熱意が薄れた」などとして、党首辞任と政界引退を発表。シャレンベルク氏も「与党党首と首相は同一人物が務めるべきだ」などとして同日、首相辞任を表明した。

 ネハンメル氏は元軍人。第2次クルツ政権で2020年1月から内相を務め、不法移民を厳しく取り締まる政策を進めてきた。国民党党首もクルツ氏から引き継いだ。当面は、全面的なロックダウン都市封鎖)を続けるかなど、新型コロナウイルス対策でのかじ取りが試される。(ベルリン=野島淳