戦争の芽、見過ごさないために 加藤陽子教授に聞く歴史を学ぶ意味

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 80年前の歴史を学ぶことの意味とは何か――。2007~08年に中高生たちに行った「授業」がまとめられた「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(朝日出版社)の筆者で、東京大学の加藤陽子教授に聞きました。

歴史がのこした類型を学び、見えないものをつかむ

 日米の開戦当時とは、政治体制や憲法も違うし、何より両国はいま同盟関係にあるのだから、開戦期の研究なんかしたって意味がないと言われることもあります。

 しかし深く歴史を掘り下げれば、国家と国家の敵対関係がなぜ生まれるのかという説明は応用できるはずです。歴史がのこしてくれた類型を学び、見えないものをつかむ。

 歴史は単純には繰り返さない、とあの授業で言いました。こんど「戦争」や「権利の侵害」がやって来るときにはまったく違う相貌(そうぼう)であらわれる。「この道はいつか来た道」ではないな、と思っている間に、そうした芽を見過ごしてしまうでしょう。

 では何に注意すべきなのか…

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