千葉・館山の軽石、小笠原から沖縄に漂着した石と「ほぼ同一」

酒井祥宏
[PR]

 千葉県館山市の漁港で11月に見つかった軽石について、県環境研究センターが沖縄県に漂着した小笠原諸島の海底火山由来の軽石と比較したところ、含まれる鉱物がほぼ同一だったことが7日、分かった。千葉県は「沖縄の軽石と同じ可能性が非常に高い」としている。

 千葉県は11月16、18日、館山市の富崎漁港で軽石を採取したうえ、沖縄県に依頼して同県糸満市に漂着した軽石を取り寄せた。両方の軽石を厚さ0・03ミリまで研磨し、含まれている鉱物を顕微鏡などで確認した。

 いずれも、見た目は黒い粒が混じり、かんらん石▽単斜輝石▽斜長石▽不透明鉱物▽火山ガラス――で構成されていた。かんらん石が含まれる軽石は珍しく、同じ軽石の可能性が非常に高いと判断したという。

 千葉県内では11月中旬から、館山市や勝浦市、御宿町などの海岸で少量の軽石が見つかっている。現在、漁船などに被害は出ていない。千葉県は「調査結果を踏まえ、今後大量に漂着した場合の対応の参考としたい」としている。(酒井祥宏)