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コロナ患者にアビガン不適切投与、厚労省が指導 千葉の医療機関

有料会員記事新型コロナウイルス

市野塊、酒井祥宏、真田香菜子
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 千葉県いすみ市公立病院「いすみ医療センター」で8~9月、新型コロナウイルスの治療薬としては未承認の抗インフルエンザ薬「アビガン」が、厚生労働省が定めたルールに反する形で、自宅療養中のコロナ患者90人超に処方されていたことがわかった。厚労省は11月25日付で同センターに状況報告などを求める指導をした。健康被害は確認されていないという。

 アビガンは昨年10月にコロナ治療薬として承認申請されたが、明確な有効性が示されないまま審議が継続中。医療従事者の間でも評価が定まっていない。

 このため、コロナ患者への投与は「観察研究」という枠組みで実施されている。厚労省は、研究名目で、患者の同意を前提に、投与状況が管理しやすい入院患者に限って使用を認めている。動物実験で胎児に奇形が出るおそれがあるとされ、妊娠可能性のある女性や妊娠させる可能性がある男性への使用には注意が必要だからだ。観察研究をまとめる藤田医科大によると、7月1日時点で、全国869医療機関で約1万5千人に投与されている。

 センターは観察研究を行う医療機関の一つで、アビガンの供給を受けていた。今回の件を受け、厚労省はセンターへのアビガンの供給を中止した。

 医療センター側に聞き取り調…

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