正力賞に日本一の高津監督 大谷翔平と侍J稲葉前監督に特別賞

[PR]

 今季のプロ野球界に最も貢献した人に贈られる正力松太郎賞の選考委員会(座長=王貞治ソフトバンク球団会長)が7日に開かれ、ヤクルトを20年ぶりの日本一に導いた高津臣吾監督(53)が選ばれた。また、特別賞として東京五輪で日本代表を率いて金メダルを獲得した稲葉篤紀前監督(49)と、大リーグで二刀流の活躍をみせア・リーグMVPを獲得したエンゼルスの大谷翔平選手(27)が選出された。特別賞が2人選ばれるのは史上初めて。

 高津監督は、前年のセ・リーグ最下位からチームを日本一まで引き上げた手腕が高く評価された。オリックス中嶋聡監督(52)も高い評価を得たが、王座長は「日本シリーズは中身が濃く感銘を受けた。勝負の世界なので、最終的に日本一になった高津監督で全会一致した」と経緯を語った。高津監督は初受賞で、金メダルと賞金500万円が贈られる。

 選考委ではこの後、王座長が「今年は野球界で話題が豊富だった。五輪の年でもあり、話題性では大谷君の活躍が世界中を巡った」と特別賞を提案したという。自国開催という重圧の中、悲願の五輪金メダルを達成した稲葉前監督を絶賛。大谷については「スケールが全然違う。米国の子どもや相手ファンからも応援されていた。満票でのMVPは素晴らしい」。2人の特別賞も全会一致だったという。特別賞には金メダルと賞金300万円が贈られる。これまで正力賞の特別賞は、2004年にイチロー外野手(マリナーズ)、13年に田中将大投手(楽天)が受賞している。