里見香奈女流四冠が女流王座奪い、五冠に 「クイーン王座」の資格も

村瀬信也
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 将棋の第11期女流王座戦五番勝負(リコー主催)の第3局が7日、神奈川県秦野市で指され、挑戦者の里見香奈女流四冠(29)=女流名人女流王位女流王将倉敷藤花=が西山朋佳女流王座(26)=白玲・女王と合わせ女流三冠=に95手で勝ち、対戦成績3勝0敗で女流タイトルを奪取した。里見は11月に清麗を失って女流四冠になったが、1カ月経たずに女流五冠復帰となった。

 里見女流五冠は女流王座の獲得が5期に達し、「クイーン王座」の称号の資格を初めて得た。「すごく光栄。今後も精進していけるように頑張りたい」と話した。

 西山女流二冠は「流れが1回来たと思ったが、逃してしまった。反省点もあったシリーズ。来期につなげるように頑張りたい」と話した。

 両者が女流タイトル戦で当たるのは6回目。里見女流五冠は初回から4回続けて敗れたが、今年の女流王将戦三番勝負で初めて勝った。今回の勝利で女流タイトルの保持数でも「5対2」と差をつけた。

 里見女流五冠は感想戦後、囲み取材に応じた。「西山さんは私とは正反対の棋風。対局する度に新しい発見がある。実戦的な指し回しをされるので、対局中は嫌だが、対応を考えている時間は充実しているなと思う」と話した。女流五冠復帰については「タイトルは増えたが、全体を通してミスもあった。光栄なことだが、地力をつけられるように頑張りたい」と話した。村瀬信也