突然閉鎖した認可外保育施設 「来週からどうしよう」広がる戸惑い

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 茨城県つくば市の認可外保育施設「つくばインターナショナルナーサリースクール」が突然閉鎖された問題で、同施設に子どもを預けていた保護者2人が朝日新聞の取材に応じた。1年間の料金を前払いする仕組みで、2人分の75万円を振り込んだ保護者もいる。学びの場を失った上に、払った料金がどうなるかも知らされず、保護者や子どもの間に戸惑いが広がっている。(鹿野幹男)

 取材に応じたのは、未就学児向け保育とは別に、同施設が小学1~6年生を放課後に預かる「アフタースクール」を利用していた保護者。入学要項や保護者によると、小学1~6年生が対象で、平日の放課後、同施設側が車で小学校に迎えに行って午後6時半まで預かる。夏休み春休み、冬休み期間中も預かり可能で、昼食も用意していた。

 英語教育が強調され、「担任の先生は外国人だけ。自然と普段の会話は英語になる」と説明されている。サッカーやバイオリンのレッスンなども行われていたという。

 「今日で(ナーサリーの営業が)終わりだって。明日はパパいるからいいけど来週からどうしよう」

 11月25日午後7時。市内の医療職の30代男性のスマートフォンが鳴った。長女を迎えに行った妻からのLINEのメッセージ。職場で読んで言葉を失った。

 急いで帰宅して妻と長女に事情を聴いた。長女によるとナーサリー側から「今日で終わりだから荷物をまとめて」と指示されたという。施設のメッセージボードには、問い合わせ先として市役所の電話番号などが記されていた。

 長女の小学校入学に合わせて数年前から通わせている。別の放課後児童クラブの利用も考えたが、妻も医療職でフルタイムで働いている。運営に保護者の積極的な参加が求められず、英語を重視している点を魅力に感じたため、ナーサリーを選んだ。

 その日は今後のことを考え、自分も妻もよく眠れなかった。翌26日から、市に児童クラブを紹介してもらい、何件か電話したが「募集は締め切られました」「キャンセル20人待ち」。後日、自宅から車で約8キロの距離の児童クラブに通うことが決まった。

 同市内の40代の会社員女性は長女と次女を通わせていた。新しい預け先は決まったが、友人やナーサリーのスタッフとの触れ合いを楽しみに通っていた長女はショックを引きずっているという。

 閉鎖後も「また(ナーサリー…

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