吹奏楽の名指導者、丸谷明夫さん死去 全日本吹奏楽連盟の前理事長

 吹奏楽の名指導者として知られ、全日本吹奏楽連盟の理事長も務めた丸谷明夫(まるたに・あきお)さんが7日、膵(すい)頭部がんで死去した。76歳だった。葬儀は近親者で営む。喪主は妻彰子さん。

 滋賀県生まれ。1964年に大阪府立淀川工業高(現淀川工科高)の実習助手となり、吹奏楽部顧問に。情熱的な指導に加え、親交のあった世界的指揮者朝比奈隆さんや佐渡裕さんらに指導を依頼するなどして、同校を全日本吹奏楽コンクールに41回出場、32回金賞受賞という全国屈指の実力校へと育てあげた。

 「丸ちゃん」の愛称で広く親しまれ、テレビ番組で特集され、2005年の阪神タイガースの優勝記念パレードでも指揮を務めるなど、吹奏楽の枠を超えて関西の音楽文化の顔であり続けた。全国高校野球選手権大会の開会式でもタクトをとった。

 14年、大阪音楽大学客員教授に就任。13年から今年5月まで全日本吹奏楽連盟の理事長を務めた。