安田顕は憂い顔でみせる 本番中、頭の中に流れ出したさだまさしの曲

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小原篤
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 映画「私はいったい、何と闘っているのか」主演の安田顕は本番中、ある歌が急に頭の中で鳴りだした。その歌とは?

写真・図版
安田顕さん=伊藤菜々子撮影

 憂い顔の目力がすごい。

 演じる主人公・春男は、長年スーパーに勤めるが店長になれず主任止まりの45歳。同僚に慕われ家族に愛されているが、自意識過剰の妄想の果てにカッコつけては空回り。何でも裏目に出て自己憐憫(れんびん)。店内で不正発覚、娘に恋人出現と受難は続く。これは春男(安田)の、憂い顔をめでるコメディーである。

 「カッコつければつけるほど、カッコ悪いじゃないですか、安田さんは」と、オファーしてきた李闘士男監督に言われた。タッグを組むのは2018年の主演映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」以来だ。主人公に共通点がある。根っからの善人で、不器用で、覚めた目で自分を見つめながら、あきらめきれずにもがいてあがく。

 「それ全部、私自身にも当て…

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