関西スーパー統合、最高裁で判断へ 大阪高裁、オーケーの抗告認める

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 関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの統合をめぐり、大阪高裁は8日、統合差し止めを求めている首都圏地盤のスーパー「オーケー」が申し立てた許可抗告を許可する判断を出した。今後、統合の可否は最高裁で争われることになる。

 オーケーは統合を決めた10月末の関西スーパーの臨時株主総会で、賛否の集計作業に問題があったとして11月9日、統合の差し止めを神戸地裁に申し立てた。神戸地裁は22日に「法令違反または著しい不公正がある」と統合を差し止める仮処分決定を出したが、関西スーパー側が大阪高裁に抗告。高裁はこれを認めて今月7日、地裁の決定を取り消した。オーケーはこれを不服として、最高裁での判断を求める許可抗告を申し立てていた。

 許可抗告は特に重要な法令解釈や判例違反が問題になった場合に高裁の許可を得て最高裁に抗告できるしくみ。関西スーパーとH2Oは15日に統合のための株式交換を予定しており、最高裁の判断に注目が集まる。

 オーケーが問題としているのは、総会でのある法人株主の投票行動だ。この株主は事前に統合に賛成の委任状を出していたが、当日会場で「棄権」と見なされる白票を投じた。株主が集計作業中に関西スーパーに票の取り扱いを確認した結果、白票が「賛成票」の扱いになったため、確認前まで可決ラインを下回る65・71%だった賛成率が66・68%に逆転していた。