前沢氏がロシアのソユーズで宇宙へ出発 ISS滞在は日本の民間人初
バイコヌール=石橋亮介
実業家の前沢友作氏が8日夕、カザフスタンのバイコヌールからロシアのソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)に出発した。民間人を対象とした宇宙旅行ビジネスの一環で、ISS滞在を含め12日間の予定になるという。(NASA TVから)
衣料品通販サイト運営会社「ZOZO」の創業者で実業家の前沢友作さん(46)が8日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地でロシアのソユーズ宇宙船に搭乗し、国際宇宙ステーション(ISS)に向け出発した。日本の民間人がISSに滞在するのは初めて。地球の周回軌道に12日間滞在し、20日、地球に帰還する。
ソユーズには前沢さんのほか、前沢さんの関連会社役員、平野陽三さん(36)も同乗。ロシア人宇宙飛行士アレクサンドル・ミスルキンさんが船長を務め、日本時間の8日午後4時半過ぎに打ち上げられた。
前沢さんは6月から、モスクワ郊外にある「星の町」のガガーリン宇宙飛行士訓練センターで訓練を始め、約100日間、ソユーズの操作やISSの構造、地球に帰還した際のサバイバル術などを学んだ。
出発前に「遠足を控える小学生」
今月7日、出発を前にバイコ…
【視点】前澤さんに対しては、お金配りなどに対して批判する声も多かったですが、日本の民間人として初めてISSに滞在するという、前例のないチャレンジを有言実行したことで、一気に賞賛の声が逆転しましたね。前澤さんはTwitterやYouTubeなども使い