新型コロナウイルスのオミクロン株に感染した米ミネソタ州在住の男性が7日夜、朝日新聞の取材に応じた。男性は11月にニューヨーク(NY)で開かれた大規模なアニメイベントに参加していたが、ワクチンを接種し、他人と接する際にも、ほぼマスクをつけていたという。
この男性は、同州ミネアポリスに住むピーター・マクギンさん(30)。幸いにも症状は軽く、隔離期間を経て、すでに職場にも復帰している。取材は自宅からオンラインで応じた。
マクギンさんが自宅を出発したのは、11月18日。翌19日から、NY・マンハッタンのイベント会場で開かれた「アニメNYC」に参加するためだった。
アニメにもなった漫画「ベルセルク」の大ファンで、左腕にキャラのタトゥーを入れているほど。趣味としてアニメに特化したポッドキャスト番組を持っており、そこで交流を深めたアニメファンたちと会うことを楽しみにしていた。
イベントには約5万3千人が参加したが、ワクチン接種とマスクの着用が義務づけられていた。NY市では店内で飲食をする際にも、ワクチンの接種証明が義務づけられている。
マクギンさんは4月、1回で完了するジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンを接種。11月初旬には、イベントに備えてモデルナ製のワクチンをブースター接種した。マスクについても「食べるとき、写真を撮るときに少し外しただけだ」という。
「自分にも、周りのためにも、コロナの感染リスクを減らすために、できうることはなんでもやった」
「ショックだった。言葉が出なかった」
イベントは11月21日まで…

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