閣僚は男女同数、外相に中国批判派 独ショルツ政権が始動

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 ドイツ連邦議会は8日、社会民主党(SPD)のオラフ・ショルツ氏(63)を首相に選び、緑の党自由民主党(FDP)との3党連立政権がスタートした。首相を除く16人の閣僚は男性と女性が同数になる。外相には中国に批判的な緑の党共同党首アンナレーナ・ベアボック氏(40)が就き、対中外交姿勢がどう変わるのかも注目される。

 ショルツ氏は7日、緑の党、FDPとの連立協定に署名した後の記者会見で「3党に共通するのは、さらなる進歩のための勇気だ」と述べた。

 新政権の目玉は「脱石炭」など気候変動対策と産業育成との両立だ。双方を担う経済・気候相に緑の党共同党首ロベルト・ハーベック氏(52)をあて、副首相とした。財務相にはFDP党首クリスティアン・リントナー氏(42)が就いた。

 外相を含む他の主要ポストには女性を配した。国防相は前司法相でSPDのクリスティーネ・ランブレヒト氏(56)、治安などを担当する内相にはSPDの州幹部ナンシー・フェーザー氏(51)が就いた。女性の外相と内相は初めてだ。

 待ったなしなのが外交だ。外相となるベアボック氏は「人権や国際秩序の維持を重視する」とし、中国の新疆ウイグル自治区や香港などの人権状況を問題視してきた。

 「蜜月」だった中国との関係は、メルケル前政権の最終盤ではやや厳しい路線にかじを切ったが、最大の貿易相手国との経済関係は無視できない。北京冬季五輪への「外交ボイコット」について、ベアボック氏は方針を明言していない。ショルツ氏は7日、「慎重に話し合い、国際的な文脈の中で決める」とだけ述べた。

 ベアボック氏は、前政権が推…

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