草木染めで探る自然の色彩 かつてゲーテが語ったことには

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志村昌司
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 最近、小、中学生向けの草木染めの総合学習を依頼されることが多くなってきました。梅、桜、ヨモギ、枇杷(びわ)、茜(あかね)、刈安(かりやす)、白樫(しらかし)、ヤシャブシ、冬青(そよご)、百日紅(さるすべり)など、四季折々の植物で絹の生地を染めた後、袱紗(ふくさ)に仕立てて茶室で使ってもらうという内容です。

 生徒の方々が校庭で育てた植物で染める場合もあります。植物から青、黄、緑、赤、紫、茶、鼠(ねずみ)など、無限の色彩が生まれることに歓声があがります。授業の最後に自分で染めた色に名前をつけてもらっていますが、大人には思い浮かばない、とてもユニークな名前をつけてくれます。このように、自分の五感を使って植物の生命の色を染める体験を通して、自然と向き合い、そこから自然の美しさを発見し、生きとし生けるものへの畏敬(いけい)の念を深めることが学習目的です。

 草木染めは人間の感性による…

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連載指スヤ都 色と言葉で結ぶ

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