家族とは連絡絶って… リスク冒しても伝える、中国の深刻な人権侵害

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古谷浩一
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 中国における深刻な人権侵害を日本の人にもっとよく知ってもらいたい――。日本に住む中国人画家が、中国の人権活動家ら86人を描いた水墨画の作品群を公表した。匿名で、顔を隠しての決心の行動。なぜ今、そんなことをするのか。理由を聞いた。

 「名前は大観(たいかん)。ペンネームです。横山大観が大好きだから」。男性はそう流暢(りゅうちょう)な日本語で話し始めた。

 黒い帽子を深くかぶり、口元もマスクで覆われているが、横から白髪がのぞいている。年齢を尋ねると、71歳だと言った。

 中国の上海出身。来日は1987年だというから、すでに30年以上も日本に暮らしている。日本で事業をおこし、埼玉県に住んでいるという。

 89年の天安門事件の際に民主化を求める学生たちを日本から支援したことが縁で、その後も中国の人権問題にかかわってきた。ただし、自らの事業への影響を考え、あくまでも「表には出ずに裏方として」だった。

 「中国共産党もそのうちよく…

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