「気嵐」週末予報始めました 「おかえりモネ」で紹介、地元が企画
冷え込んだ早朝、気仙沼湾を白く染める「気嵐」の予報が宮城県気仙沼市で始まった。秋から冬にかけての風物詩で写真映えすると人気なのだが、出現するかどうかの見極めが難しい。そこで地元が気象情報会社と連携し、目安として週末予報を出すことにした。
予報では発生確率を高、中、低の3段階で表示。天気や降水確率、最低気温、日の出時間のほか、観察に適した服装もイラストで紹介する。
冷え込んだ大気が温かな海面に流れ込むことで霧が立ちのぼり、気嵐が生まれる。気仙沼湾の場合、港から海に向けてカメラを構えると、朝日の逆光で気嵐と海面が金色に染まる中を大小の船が行き交う幻想的な光景が撮れる。
以前から写真愛好家が集まっていたが、NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」で取り上げられたこともあり、最近は一般の観光客も増えてきた。
市や商工団体らでつくる「気仙沼観光推進機構」が気象情報会社「ウェザーマップ」(東京都)と連携し、予報を企画した。機構側は「確率が『高』でも必ず出るとは限らないが、お越し頂く判断材料になれば」と話す。
予報(https://kesennuma-kanko.jp/kearashi/)は木曜更新で、2022年2月上旬まで。問い合わせは一般社団法人気仙沼地域戦略(0226・25・7115)へ。(星乃勇介)
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