米政府の公用車、2035年までに「排出ガス」ゼロに 全ての購入分

ワシントン=合田禄
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 バイデン米大統領は8日、連邦政府が購入する公用車について、2035年までに全て排出ガスを出さない「ゼロエミッション車(ZEV)」にすることを盛り込んだ大統領令に署名した。政府施設の地球温暖化対策も進め、50年までに温室効果ガスの実質ゼロを実現するとしている。

 バイデン氏は8月、30年に米国での新車販売の半分をZEVにする目標を打ち出していた。ZEVにはハイブリッド車(HV)は含まれない。

 連邦政府は60万台の自動車やトラックを保有している。新たに購入する車については、普通車などは27年までに、トラックなどを含めた全ての車は35年までに、ZEVとする。

 また、連邦政府の建物については、温室効果ガスの排出量を32年までに半減させ、45年には実質ゼロにする。政府の活動から生じる全ての温室効果ガスについても、30年までに65%減、50年までに実質ゼロを目指すとした。

 ホワイトハウスは「大統領は、高収入の雇用をつくり、産業を育て、経済的競争力が高い国をつくるやり方で、気候危機に対応する取り組みを進める」とする声明を出した。(ワシントン=合田禄)