帰宅中に突然倒れ車いすに 迫る衆院選、頭をよぎった言葉

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北見英城
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 障害や子育てが「壁」になって、10月の衆院選への立候補をためらった候補者がいた。奮い立たせたのは、自らが訴えてきた多様性のある政治を実現したいという思いだった。車いすで遊説し、子育てのため早朝の活動をやめる。これまでと違う戦いに挑戦した2人が見た選挙戦の風景はどういうものだったのか。(北見英城)

3月に突然倒れ車いすに 出馬の決意支えたのは

 「落としたコートを拾おうとしゃがんだら立てなくなった。何の痛みも何の前触れもなく、何が起こったのか分からなかった」

 立憲民主党の大河原雅子さん(68)は今年3月22日夜、帰宅時にマンションのエレベーターで倒れた。降りる階に着くと、動かすことができた右足をドアに挟み、エレベーターからはい出た。「助けて。救急車を呼んでください」

 大声で叫ぶと、通りかかった人が気づいて119番通報してくれた。脳出血だった。当時は単身赴任。「家の中で倒れていたら発見されたのか……」と振り返る。

大河原さんに起きた出来事に加え、記事後半では今年1月長女を出産した候補者の工夫についても触れます。

 その日に緊急手術を施したが、左半身にマヒが残った。4月にはリハビリ病院に転院。発声練習や手足を動かす訓練を繰り返し、9月上旬に退院したが、車いすでの生活を余儀なくされた。

 衆院議員の任期満了は10月…

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