新型地下鉄は「宇宙船」!? 豪華列車手がけたデザイナーが担当

鈴木智之
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 大阪メトロは、宇宙船のような先進的な外観を採り入れた、中央線用新型車両「400系」のデザインを発表した。2025年の大阪・関西万博開催を見据え、23年4月からの運転開始を予定している。

 デザインはスポーツカーのフェラーリや豪華列車「トランスイート四季島」、北陸新幹線「E7/W7系」などを手がけ、大阪メトロで「チーフ・デザイン・オフィサー」を務める奥山清行さんが担当。9日にあった発表会見で、奥山さんは「乗ってわくわく楽しんでもらえる車両を目指した結果、特徴的なデザインになった」と話す。車内からの展望をよくするため、前面のガラスを大きくし、四隅にはLEDの照明を配置した。

 車内は、座席の背もたれを高くし、一部は窓を横に見て着席する「クロスシート」にするなど快適性を高めた。相次ぐ列車内での傷害事件を受け、乗務員がリアルタイムで車内の様子を見られる防犯カメラも設置する。さらに、運転免許のない係員でも乗務できるよう、自動運転などの機能も持たせ、24年度に実証実験をする予定だ。

 導入費用は約300億円を見込み、日立製作所が6両の車両を23編成製造する。中央線は24年度中に、万博会場の夢洲まで延伸する予定。400系とは別に、御堂筋線などで走る30000系を改良した30000A系も10編成入れ、万博期間の輸送力を確保するという。(鈴木智之)