第一生命、営業社員の詐取疑いまた 顧客から3800万円引き出しか

小出大貴
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 第一生命保険は9日、埼玉県で勤務する営業社員の女性が、顧客1人から計3800万円を詐取した疑いがあると発表した。同社では山口県の元営業社員が約19億円を詐取したことが発覚しており、調査の徹底や再発防止策が問われる。

 同社によると詐取した疑いがあるのは、「埼玉東部支社新武里営業オフィス」に2013年11月から勤める40歳代の社員。10月15日付で懲戒解雇した。

 18年~21年8月にかけて、高齢の顧客に解約などをさせ、口座に振り込まれたお金を引き出していた。社員は顧客からキャッシュカードを預かり、暗証番号も聞き出していたという。調査に対し「生活費や遊興費に使った」と話している。被害者の家族からの連絡で8月に発覚し、警察も調べているという。

 山口県の元営業社員が、約20年にわたり計24人の顧客から19億円超をだまし取っていたことも発覚している。ほかにも同様の事例がないか調査したところ、顧客からの情報などから相次いで見つかった。和歌山、福岡、神奈川、東京、長野、北海道の6都道県で、複数の営業社員らによる計約1億8千万円の詐取があったという。だが、今回の事例は把握できなかったという。昨年12月に再発防止策をまとめ、営業社員が顧客から現金を直接預かることを全面的に禁止することにした。

 第一生命はコンタクトセンター(0120・157・157)で平日午前9時~午後6時、土曜午前9時~午後5時に問い合わせを受け付ける。(小出大貴)