ウクライナへの再侵攻「可能性高い」 駐日大使、ロシアの脅威を語る

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 ロシア軍がウクライナ国境付近で兵力を増強して緊張が高まっている問題で、ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使が8日、朝日新聞の取材に応じ、「ロシアが攻撃をしてくる可能性は非常に高い」と懸念を示した。「攻撃されれば国を守るために断固戦う」としつつ、平和的な解決をめざす考えを強調した。

 ウクライナ情勢の緊迫化について、ロシアのプーチン大統領は自国の責任を否定し、米国に対し、北大西洋条約機構(NATO)にウクライナが加盟しないことなどを求めている。

 これに対し、コルスンスキー氏は「ウクライナにはロシアを攻撃する意思はない」と強調する一方で、ロシアが数千発の核弾頭を持つほか、ソ連構成国だったジョージアやモルドバ、ウクライナを「(分離・独立派を支援して)攻撃した」とし、ロシアがウクライナの脅威になっていることを指摘した。

 NATOをめぐりロシアは、ソ連崩壊後の国力が低下した時期に東欧諸国が次々に加盟し、その勢力圏がロシア国境に迫ってきたことに強い不満を示してきた。コルスンスキー氏は「ポーランドやバルト3国も『隣の国』が怖くてNATOに入った。ウクライナもNATO加盟国なら、2014年にロシアに攻められることはなかった」と語り、ウクライナが加盟する必要性を訴えた。

 ただ、緊張が続く今の状況下…

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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2021年12月10日6時31分 投稿

    【視点】 コルスンスキー大使は、ウクライナ政府の訓令に基づき政府の公式の立場を日本のマスメディアに流しています。この情報だけを信頼すると情況を誤認します。ロシアがウクライナとの国境地帯に正規軍を集結したのには、それなりの理由があります。現在、ウクラ