沖縄・北大東村議会、自衛隊誘致の意見書可決 中国の海洋進出を警戒

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国吉美香、成沢解語
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 沖縄県北大東村議会(定数5)は9日、政府に対し自衛隊配備を求める意見書を全会一致で可決した。「国家の安全保障・防衛基盤充実の地理的観点から、適地」という内容。可決後、宮城光正村長は取材に対し「私も意見書と同様の考え」と述べ、誘致に積極的な姿勢を示した。

 村は沖縄本島の東約360キロに位置し、人口561人(11月末時点)。有人の北大東島と、無人の沖大東島からなる。自衛隊施設はなく、沖大東島が米軍の射爆撃場として提供されている。

 意見書は北大東島への自衛隊配備を要請。「ある外国の一方的軍事進出が南西方面をはじめ、台湾、尖閣諸島等の地域で危険水域に徐々に近づいている」として、名指しは避けつつ中国の海洋進出に警戒心を示した。沖縄周辺での軍事活動も「迫り来る恐怖として島民一同感じている」と言及している。

 一方で、台風などの災害対応や島の医療体制の改善・強化への期待にも触れた。防衛省の次期中期防衛計画で「村の積極的利活用を」と訴えている。

 宮城村長によると、自衛隊誘致について防衛省とやりとりはしていない。村内では以前から配備を求める声があがっていたという。宮城村長は取材に「住民は不安の中で生活しており、安全で安心な島のためにも(配備の)必要性を感じている」と話した。今後については「意見書について国がどう反応されるかを見て考えたい」と説明した。

 防衛省関係者によると、北大…

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