第1回女子の教科書Seventeen 1歩先行かぬゆえの成功とジレンマ

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加藤勇介、岩沢志気
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【連載・上】雑誌Seventeen 10代の「教科書」

 月刊発行を終了してウェブに移行、雑誌は年に数回の不定期刊に。女子中高生向け雑誌Seventeen(ST)が、この夏に形を大きく変えた。

 「え、まさか?って。寂しさとショックでフリーズしてしまいました」

 そのニュースを聞いた時のことを、俳優・モデルの桐谷美玲さん(31)はこう振り返る。

 芸能界デビュー間もない高校2年生からSTモデルを務めた桐谷さんだが、それ以前から一読者だった。

 「中学生だった私に、ファッションやメイクの楽しさを教えてくれた教科書みたいな場所。あって当たり前の存在でした」

 同じような声は月刊発行終了を発表した後にSNSにもあふれた。

 ファッション誌といえば流行の最先端。しかしSeventeen編集部にはちょっと意外なキーワードがありました。1990年代後半から2000年代前半にかけて雑誌を大きく変えたモデルの存在、コギャルや盛りの時代の中で変わらなかった編集方針、そして今後に歩む道は。記事後半で紹介します。

あふれる惜しむ声、それを見た編集長の気づき

 STは10代女性向け雑誌の…

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