忍者屋敷を再現、ホテルで「忍泊」いかが? 学芸員監修のからくりも

藤井匠
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 ホテルや旅館に「忍者ルーム」を設け、集客しませんか――。「忍びの里・伊賀」で伊賀流忍者博物館を運営する伊賀上野観光協会は、総合ディスプレー業の「フジヤ」(京都市)と連携し、宿泊施設で客室などの空間作りを有料で請け負う企画施工サービスを始めた。博物館所蔵品のレプリカ使用や忍者屋敷の再現を通した「忍泊」。コロナ後も見据え、国内外の忍者ファンにアピールする。

 伊賀流忍者博物館は「萬川集海」など三大忍書を含む貴重な資料を所蔵し、コロナ前は年間約20万人(うち約3万人は約40の地域・国から)が訪れた。入館料収入が観光協会の収益の大きな柱だが、コロナ禍で打撃を受けたことから新しい収益の道をと今回の企画を思いついた。

 計画では、コンセプトは忍者を身近に感じる「伊賀流忍者博物館ルーム」。施設側に「お城忍び込みルーム」「服部半蔵ルーム」などの企画を提案すると共に個別の注文に対応する。伊賀流忍者に関する歴史的な知見については博物館学芸員らが監修。ルームの仕様は例えば、忍者錦絵のレプリカを壁紙にしたり、博物館の忍者屋敷にある「刀隠し」「どんでん返し」を設けたりすることも想定している。

 観光協会は伊賀流忍者の生活、忍具、忍者屋敷などの再現展示を大型アミューズメント施設や展示施設、空港などを対象に行う企画展示事業も着手する。観光協会の担当者は「本物の忍者体験ができる宿泊施設の創出で、海外からの誘客も促進できる」とPRする。

 問い合わせは、伊賀上野観光協会(0595・26・7788)。(藤井匠)