お笑い「名門」母校においでやす先輩! 京都の高校でサプライズ漫才

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原田達矢
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 京都市左京区の府立北稜高校で9日、3年生が急きょ、体育館に集められた。そこに現れたのは、約四半世紀ぶりに母校を訪れた、あの人。「おいでやす!」と大歓迎を受けた。

 授業中の午前9時過ぎ、緊急集会を伝える校内放送に集まった、3年生約250人。先生が「今日は先輩が来てくれています」と告げる。そこへ姿を見せたのは、おいでやす小田さん(43)だ。

 大声でつっこみを入れるピン芸人。もう一人のピン芸人、こがけんさん(42)と作ったユニット「おいでやすこが」が2020年の「M―1グランプリ」で準優勝となり、一躍「時の人」となった。小田さんは京都市出身で、北稜の卒業生なのだ。

 新型コロナウイルスの影響で、3年生はマレーシアでの研修旅行や体育祭が中止となり、部活動も思うようにできなかった。「高校での思い出をつくってあげたい」。そんな思いでPTAが中心になって企画したサプライズに、小田さんが応じてくれたという。

 小田さんの母校訪問は約25年ぶり。制服の色など多少の変化はあったというが「学校の雰囲気が変わってなくて、びっくり」。

 生徒からは「面白いと思う芸人は」「今年のM―1の優勝は誰か」と質問が相次いだ。「私につっこんで」とのリクエストも。小田さんが「何や!」と大声でつっこむたび、生徒は大笑いしていた。

 こがけんさんは30分遅れて到着。2人で歌ネタ漫才を披露した後、こがけんさんは「やりたいことが見つかったら、本気で頑張ること」と生徒に語りかけた。小田さんは「とにかく遅刻はしないようにしてください」とアドバイスした。

 黒井美帆さん(18)は「本当にうれしかった。高校では残念なこともあったけど、今日は3年間で一番の思い出になりました」。

 実は、北稜は人気お笑いコンビ「チュートリアル」や「ミキ」も輩出した「名門校」だ。ただ、文化祭などで漫才を披露する伝統があるわけでもなく、荒田和子校長は「いろいろな先生に聞いても、なぜお笑いなのか誰もわからなかった。不思議なんです」。

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 北稜高校3年生の思い出づくりにと駆けつけた、おいでやす小田さん。生徒や先生と、主にこんなやりとりをして盛り上げた。

 ――卒業してから北稜高校へは久しぶり?

 「25年ぶりですね。全然なかに入れてもらえなかったんで。チュートリアルさんのM―1優勝とミキの3位のときは垂れ幕がかかったそうですけど、僕のときは無かったの何でなんですかね(笑)」

 ――25年前と比べて、どこか変わった?

 「何も変わってないですね。バスケットゴールとか俺の時からありますよ。何年使ってんねん!」

 ――昨年のM―1準優勝の秘訣(ひけつ)は?

 「それ、優勝した人に聞くこ…

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