コロナで足止め 米国いけず…滞る首相の外交 「岸田カラー」とは

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安倍龍太郎、相原亮
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 岸田文雄首相の外交が本格始動できずにいる。コロナ禍の影響で、就任後の外国訪問は、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)出席のため「0泊」で訪れた英国だけ。「できるだけ早期に」と意気込む訪米のめども立たない。安倍・菅政権から引き継いだ外交課題も山積するなか、4年8カ月の外相経験を誇る首相は「岸田カラー」の打ち出しに腐心している。

スタートダッシュは日米首脳会談

 「バイデン大統領とは10月に電話会談を行い、11月のCOP26の際にも懇談した」。9日の衆院本会議の代表質問で、首相はバイデン氏とのやりとりを強調した。早期訪米に向けた意欲も改めて示し、日米首脳会談を岸田外交のスタートにしたい考えを示した。

 安倍晋三元首相は第2次政権の発足から2カ月で訪米し、オバマ元大統領と会談。トランプ前大統領とは就任前に会談して緊密な関係へと発展させた。

 菅義偉前首相も訪米にこだわり、コロナの感染拡大の間を縫って4月に実現。感染予防のために渋る米国側を説得し、バイデン氏とハンバーガーを囲み「親密な関係」を演出した。

 岸田首相も早期の訪米を模索しているが、内政問題に追われるバイデン政権との調整は難航。年内の訪米は難しく、年明けの通常国会開会前の可能性を探る。外務省幹部は「ひざをつき合わせて会談し、個人的関係を築いてもらいたい」。

 日本外務省関係者によると…

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