ライオン親子、木陰ですりすり 病棟の子にバーチャルサファリツアー
進藤健一
新型コロナウイルスの影響で子ども病院のボランティア活動が制限されるなか、入院中の子どもたちにオンラインで南アフリカ共和国のサファリツアーを楽しんでもらう催しが人気を集めている。
「バーチャル・サファリ」と名付けたツアーは、重い病気と闘う子供たちを支援するNPO法人「シャイン・オン! キッズ」(東京)が企画した。
小児病棟では面会する家族の人数や遊びのボランティアらの入室の制限が続く。そうした現状に、「病室にいながら楽しめるイベントを」と、南ア政府公認のサファリガイドを現地で務める太田ゆかさん(26)に協力を求めた。
「シャイン・オン! キッズ」は、活動に必要な資金を募るクラウドファンディング(https://readyfor.jp/projects/facilitydog4)を16日まで呼びかけています。
8月下旬以降、神奈川県立こども医療センター(横浜市)をはじめ全国のこども病院や小児病棟など九つの病院でツアーを催した。
国立がん研究センター中央病院(東京)では、小児病棟のプレールームにある大型スクリーンの前に2歳から小学生の患者ら十数人が陣取っていた。
午後2時半、「こんにちは」…