真珠湾攻撃80年、日米共催の追悼式「協力と友好の絆を尊重する日」

ホノルル=五十嵐大介
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 旧日本軍による真珠湾攻撃から80年の節目を迎え、日米共催の戦没者の追悼式典が9日、ハワイのヒッカム統合基地であった。日米合同の追悼式は、オバマ元大統領と安倍晋三元首相が真珠湾を訪問した2016年に始まった。

 式典は、攻撃で撃沈した戦艦アリゾナの上に設けられた「アリゾナ記念館」を望む広場で行われ、青木豊・在ホノルル総領事とハワイ方面海軍のティモシー・コット司令官があいさつした後、献花した。

 コット氏は「この80年間でいかに世界が変わったかを考え、我々の国が築いてきた協力と友好の絆を尊重する日だ」と話した。式典には現地の日系人や元軍人ら約60人が参加。新型コロナウイルスの影響で、日本からの出席者はなかった。

 日系3世のディーン・アサヒナさん(68)は、ホノルルの空港近くに住んでいた祖父が真珠湾攻撃を目撃した。「『上空に飛行機が飛んできて訓練かと思っていたら、飛行機に日の丸がみえておかしいと思った』という話を聞いた」という。アサヒナさんは「戦争のことは忘れてはいけない。歴史を学ぶことは大切なので、日本からも来てほしい」と話した。(ホノルル=五十嵐大介