厚生労働省は10日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染者が新たに8人確認されたと発表した。うち2人は、ナミビアから入国して感染が判明した1例目の濃厚接触者だった。国内のオミクロン株の感染者は計12人となった。これを受けて新たに濃厚接触者となったのは403人で、自治体が宿泊施設で待機するように求める。
厚労省によると、8人は10歳未満から60代の男女で、国籍は明らかにしていない。滞在国はナミビア2人、米国2人、モザンビーク1人、コンゴ民主共和国3人。11月28日~12月7日に成田、羽田、関空の各空港から入国した。
関空に到着した人で感染がわかったのは初めて。ロサンゼルスからの便で、同乗していた乗客195人が濃厚接触者となった。
8人はいずれも入国時に症状はなかったが、現在は3人に発熱やのどの痛みがあるという。7人は2回のワクチン接種を済ませていたという。
ナミビアからの1例目の濃厚接触者の2人は、11月28日の到着時の空港検査では陰性だったが、それぞれ検疫所の施設での待機6日目と10日目に陽性が判明し、国立感染症研究所のゲノム解析でオミクロン株の感染が確認された。(枝松佑樹)
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