駐イラク米軍2500人、戦闘任務を終了 撤退はせず助言や訓練専念

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ワシントン=高野遼、ドバイ=伊藤喜之
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 米軍は9日、イラクの駐留米軍による戦闘任務を完了したと発表した。過激派組織「イスラム国」(IS)掃討のため、米軍を2014年に再派遣して以来の分岐点となる。約2500人の駐留米軍は撤退せず、イラク軍への助言や支援、訓練に専念する。

 バイデン政権は、最大の試練と位置づける中国との競争を意識してアジア重視にシフトしており、中東への関与を減らす方向に動いている。米イラク両政府は、年末までに駐留米軍が戦闘任務を終えることですでに合意しており、予定通りの完了となった。

 国防総省のカービー報道官は9日の記者会見で、「約2500人の態勢に重要な変化はない。これは任務の変更だ」と述べ、当面は現状の人員を現地にとどめる意向を示した。米軍の完全撤退に伴ってイスラム主義勢力タリバンが権力を掌握し、国外退避者が続出するなど混迷が生じたアフガニスタンの状況も意識したとみられる。

 イラクのアラジ国家安全保障…

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