移民のせたトレーラーが高速道路で横転 メキシコで53人死亡

サンパウロ=岡田玄
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 メキシコ南部チアパス州で9日、トレーラーが横転する事故を起こし、少なくとも53人が死亡、約50人がけがをした。現地メディアが報じた。死者の多くが中米グアテマラからの移民で、トレーラーで運ばれていたという。

 現地メディアやメキシコ政府の発表などによると、トレーラーは9日、グアテマラを出発し、同日午後、チアパス州の高速道路を走行中に横転した。速度超過が原因とみられる。トレーラーには100人以上が乗っており、ほとんどがグアテマラ人とみられるという。運転手は事故後、現場から逃走したという。

 メキシコのロペスオブラドール大統領は「中米からの移民を運ぶトレーラーの横転による悲劇はとても残念だ」とツイートした。

 中米などからの移民をめぐっては、米国のトランプ前政権が送り出し国に圧力をかけたことで、メキシコは国境に軍を配備。各国政府が封じ込めに動いたことで、簡単に国境を越えられなくなった。このため、人身売買などの地下活動が盛んになっていると指摘されている。バイデン政権も、不法移民強制送還するなどしている。(サンパウロ=岡田玄)