連覇の井山裕太名人が就位式 「苦しい経験生きた」

大出公二
連覇した井山裕太名人の就位式【第46期囲碁名人戦】
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 第46期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)で連覇を遂げた井山裕太名人(32)の就位式が10日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開かれた。

 打倒井山の一番手と目される一力遼九段(24)を挑戦者に迎え、2勝3敗のカド番からの逆転防衛。今年は名人戦を含む三つの七大タイトル戦で、カド番から逆転で制する驚異的な粘りを見せた。保持するタイトルは年初の三冠から2年ぶりに五冠(名人、棋聖、本因坊、王座、碁聖)に復帰。急伸する若手を退け、第一人者の座を堅持した。

 式典で謝辞に立った井山名人は「今年の番勝負はフルセットの苦しい戦いが続き、その経験を名人戦にも生かすことができた。今後も少しでもレベルアップしていけたらと思う」と話した。

 日本棋院の小林覚理事長から「允許(いんきょ)状」が手渡され、朝日新聞社の中村史郎社長から賞金3千万円の目録が贈られた。(大出公二)