SBI、新生銀行に対するTOB終了 保有比率は48%近くに到達か

細見るい
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 ネット金融大手のSBIホールディングス(HD)による新生銀行に対する株式公開買い付け(TOB)は10日、終了した。関係者によると、SBIの新生銀株の保有比率は買い付け上限としていた48%近くに達した模様だ。SBIは今後、新生銀に役員を送り込むなどして連結子会社化する方針で、新生銀はSBI傘下で再出発することになった。

 SBIはTOBの結果を精査しており、最終的な保有比率は11日に公表する。

 新生銀はすでに来年2月の臨時株主総会でSBIの人事案を受け入れ、会長に五味広文・元金融庁長官、社長に川島克哉・SBIHD副社長を選ぶ方針を示している。新経営陣のもと、将来的には過半数の新生銀株を握り、金融庁銀行持ち株会社の認可を申請することも検討する。

 SBIは9月、新生銀に対するTOBを一方的に開始し、新生銀経営陣は当初、「株主の利益を損ねる」などとして強く反発。買収防衛策の導入を決め、その賛否を問う臨時株主総会を11月25日に開く予定だった。だが、2割強の新生銀株を持つ国の支持が得られず、防衛策が否決される見通しとなり、総会前日に防衛策の取り下げを決定。総会も中止し、SBIが求める経営陣の刷新を受け入れることも明らかにし、SBI傘下に入る公算が大きくなっていた。(細見るい)