免停中に救急車緊急走行17回 男性職員処分 愛知・稲沢市消防本部

荻野好弘
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 愛知県稲沢市消防本部は10日、稲沢東分署に勤務する20代の男性職員が、速度違反による運転免許停止期間中に繰り返し救急車を運転したとして、同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 市消防本部によると、男性職員は今年7月、岐阜県内の東海北陸道で制限速度を50キロ以上超えて乗用車を運転し、11月4日に90日間の免許停止処分を受けた。免許証返納を職場に報告しないまま、救急車の緊急走行を17回、給油などでの走行を7回したという。12月4日に救急車を運転中に物損事故を起こし、発覚した。

 始業時に上司が免許証を確認するが、両面カラーコピーをカードケースに入れて示し、発覚を逃れていた。職員は「救急車の運転手が少なく、職場に迷惑がかかるので報告しなかった」と話しているという。

 小沢康彦消防長は記者会見で「遺憾の極みで、市民に深くおわびする。全職員に法令順守を徹底させる」と述べた。(荻野好弘)