旭川いじめ問題 遺族「2月までに報告を」市長に申し入れ

旭川女子中学生いじめ問題

本田大次郎
[PR]

 北海道旭川市で今年3月、市立中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)が遺体で見つかり、市教育委員会の第三者委員会が過去のいじめの有無や学校・市教委の対応などを調べている問題で、広瀬さんの遺族側の代理人弁護団は9日、いじめの事実関係については来年2月までに報告するよう、今津寛介市長と黒蕨(くろわらび)真一教育長に申し入れた。

 広瀬さんの母親と代理人弁護士が、今津市長らに直接、申し入れた。申入書では第三者委の調査について、調査開始から6カ月以上たっており「関係者の記憶の減退、資料の散逸などによって、真相究明が困難になりつつあるのではないか。強く懸念せざるをえない」と指摘。調査項目のうち、いじめの事実関係の調査と検証だけでも、広瀬さんの自宅からの失踪1年にあたる来年2月13日をめどに報告するよう、第三者委に要請することを求めた。

 弁護団は「繰り返しいじめを訴えていた爽彩さんと遺族の声に答えて、一刻も早く、ひとつでも多くの真実を明らかにして欲しい」とコメント。これに対し、今津市長は「遺族の申し入れに応えることができるよう、対応したい」としている。(本田大次郎)