DMVの始発バス停「阿波海南文化村」がリニューアル 徳島・海陽町

斉藤智子
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 徳島県南部と高知県東部を結んで25日に営業運行が始まる、線路と道路の両方を走る阿佐海岸鉄道(徳島県海陽町)のDMV(デュアル・モード・ビークル)が始発するバス停ができた「阿波海南文化村」(同町)がリニューアルした。アレンジそうめんやデザートが味わえる飲食物販スペースを新設し、体験メニューも拡大した。

 文化村は、博物館や多目的ホールなどを備えた町の総合文化施設。DMV乗車を目的に訪れる来館者らに情報を発信し、楽しんで滞在できる空間にしようと、DMVの運行開始より一足早く、9月にリニューアルオープンした。スマホの専用アプリで自転車を借りられる「シェアサイクル」(30分110円)の拠点の一つにもなっている。

 従来、文化作品を展示していた「三幸館」は、飲食物販スペースに生まれ変わった。徳島特産の半田そうめんをラーメン風や洋風、中華風にアレンジしたメニューは、東京のそうめん専門店「阿波や壱兆」の監修。DMVグッズや沿線両県を中心に四国の物産品も販売している。「道後ビールカレー」など四国のこだわりレトルトカレーは、ご飯に盛り付けてイートインもできる。

 「工芸館」は、体験メニュー(予約制)の開催日と種類を増やした。阿波藍と地元の清流・海部川の水を使った藍染めや木工、地元漁師に伝わる浮き玉の網掛けなど、開館日は必ず何かが体験できる仕掛けだ。

 「海部刀」を中心に常時20振りほどの刀剣を展示していた「博物館」では、新たに模造刀で重さを体感できるコーナーを設け、海部刀をモデルにしたネクタイピンやネックレスのシルバーアクセサリーの販売を始めた。

 ユニークなオリジナル映像も制作。神秘的なコケで覆われた町の穴場「浪切(なみきり)不動尊」などを背景に、刀の持ち方や殺陣の指南を受けてゲーム感覚で体を動かす内容で、子ども向けの企画も検討中。刀担当の別府優香学芸員は「海部刀をより楽しめる企画を続々とやっていきたい」。

 月曜休館。問い合わせは文化村(0884・73・3100)へ。(斉藤智子)