民主主義サミット 主催のバイデン大統領「米国も苦闘のさなか」

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ワシントン=園田耕司、ニューデリー=奈良部健 ワシントン=大島隆
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 米バイデン政権が主催した民主主義サミットには111の国・地域が招かれたが、その基準は明確にされていない。招待を受けずに不満を抱いたり、招待されても大国の間で苦慮したりする国もある。

 今回のサミットには、強権化が指摘されるとはいえ、北大西洋条約機構(NATO)加盟国として米国の同盟国のトルコとハンガリーが招かれなかった。

 ハンガリーの在米大使館は米ワシントン・ポストの取材に対し、招待されなかったことに「無礼だ」と強い不快感を表明。「ハンガリーと米国は、トランプ政権下で最高の関係にあった。招待国リストを見れば、サミットは米国内向けの政治イベントであることは明らかだ。ゆえに、前政権と良好な関係にあった国々は招待されていないのだ」と反発した。

 一方、パキスタンは招待を受けたが欠席した。安全保障や経済で後ろ盾となっている中国への配慮から出席を見送ったとみられている。パキスタンは、隣国インドに対抗するため、中国から安全保障上の支援を受けてきた。経済でも、中国が主導する巨大経済圏構想「一帯一路」の大規模事業「中国パキスタン経済回廊」が進み、中国を最大の頼りとしている。

 ただ、パキスタンは近年緊密…

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