「見通し明るく」レンコン収穫に笑顔 霞ケ浦周辺

河合博司
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 正月料理に欠かせないレンコンの収穫が、茨城県霞ケ浦周辺でたけなわだ。穴の開いた形から「先の見通しが利く」とされる縁起物。寒さが増す季節に、生産者は首元まで池につかって奮闘している。

 農林水産省の2019年の統計で、茨城県の作付面積は1660ヘクタール。全国(3910ヘクタール)の4割以上を占め、主産地は霞ケ浦周辺だ。

 霞ケ浦南岸、稲敷市の稲波干拓地では、専業農家の栗山五郎さん(75)が連日、家族3人で収穫している。3日は午前中、約200キロを収穫した。冷え込む朝は水面に薄氷が張り、作業を始める時が一番つらいが、「胴長の内側に、カイロを3個入れています」。

 レンコンはハスの地下茎で、深さ数十センチの泥の中に埋まっている。ホースの水で泥を吹き飛ばして収穫する。栗山さんが作業していると、大きなウシガエルが浮き上がった。(河合博司)