どうなるトヨタEV戦略、きょう午後発表 販売台数や投資計画が焦点

近藤郷平
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 トヨタ自動車が14日午後に、電気自動車(EV)の戦略に関する説明会を開く。豊田章男社長が出席して説明する。

 トヨタがEVについて、新たな販売見通しを出すのか。それとも投資計画を打ち出すのか。発表内容に注目が集まりそうだ。

 トヨタは、モーターとエンジンを併用するハイブリッド車(HV)や、燃料電池車(FCV)で世界をリードし、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)も含めた「全方位」で電動車を広げようとしている。

 今春には、2030年に世界販売の8割にあたる800万台を電動車に切り替え、そのうち200万台はEVかFCVとする見通しを発表した。

 来年にはEV専用シリーズの第1弾となるスポーツ用多目的車「bZ4X」を世界で販売する。25年までにEVを15車種とりそろえる計画も公表している。

 車載電池の調達でも手を打った。30年までに電池の生産や研究開発に1兆5千億円を投じ、20年代後半にはEVの電池コストを半減させる目標を明らかにしている。

 ただ、多様な電動車をそろえ、国や地域の電力事情や消費者ニーズにあわせて「全方位」で電動車を広げる戦略は、ときに「EV反対派」「気候変動対策に後ろ向き」と映り、批判的な見方も出ていた。

 11月にあった9月中間決算の記者会見で、長田准執行役員は「トヨタはハイブリッドの擁護派、EVの反対派ではないかといわれるが、思ったことが伝わらない。EVをどう伝えるか悩んでいる」と全方位戦略のジレンマを打ち明けていた。

 トヨタがEVについて今回、どんな新しい戦略やメッセージを打ち出すのか。豊田社長が自ら、都内で説明する予定だ。(近藤郷平)