厚遇で人材引きつける中国 報酬は1億円超、学者人脈も活用

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福田直之、編集委員・吉岡桂子
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 中国は世界中の研究者をどのように引き込もうとしているのか。朝日新聞が入手した浙江省政府系組織「浙江省中南科技創新合作中心」の求人書類から見えてくるのは、資金力と人脈を巧みに利用した手法だ。

 書類によると、72歳以下の引退した教授らの場合、国籍や学科を問わない。A級のランクを受けた場合、給料は120万元(約2100万円)以上で上限はない。350万元(約6200万円)の住居購入費、110万元(約2千万円)の赴任手当、毎年200万~1千万元(約3600万~1億8千万円)の研究費など計780万~1580万元(約1億4千万~2億8千万円)以上がもらえる。医療保険や交通費も準備され、配偶者も同伴できる。

 勤務先は中国の大学や研究機構、大企業の研究所など。仕事の内容として第一に挙げるのは、中国と出身国の教育分野の協力強化と両国の大学間の協力強化だ。授業や研究は2番目に置かれている。招致した学者の人脈をテコに、外国の研究機構との協力を強めようという意図がうかがえる。1年のうち6カ月間、中国にいればよいとしており、拘束は強くない。

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